【一歩踏み出せば景色が変わる】病院付き添い・送迎サービスを行っている合同会社hareruya・大城社長の起業エピソード

「沖縄の経営者特集!」第60弾となる今回は、沖縄市で居宅介護支援事業を行う、合同会社hareruyaの大城五月社長をご紹介します。

介護に関する相談・サービス紹介等のケアプラン作成や一人で病院に行けずに困っている方に対して、受診同行、薬の受け取りなどの病院付き添いサービスを行っている合同会社hareruya。

利用者様の晴れやかな笑顔と明日を提供するためにと、素敵な会社を設立した大城社長へ、一体どのようなきっかけや想いでこの事業を始められたのかを詳しく伺ってきました。

家庭と仕事を両立させたかった

取材班:まずは起業されたきっかけから教えていただけますか?

大城社長:私が起業したきっかけは2つあって、1つ目はもともとケアマネジャーという仕事を会社勤めで行っていたことですね。
そこは複合介護施設になっていて一見便利で有効的に思えるのですが、ケアマネジャーの職業倫理である公正中立な立場でというのを考えた時に、ちょっと違うかなと思ったんですよね。

独立して単独事業所で利用者本位なケアマネジメントしてみたいという希望がありました。そこから起業を考えた感じです。

そして2つ目は、長男が不登校だったことですね。会社勤めだと、どうしても朝早く仕事に行きますし、帰ってきたら、仕事の疲れや家事でバタバタしたりして…。
あまり長男とまっすぐ向き合う時間が取れなかったんですよ。「何とかして向き合う時間を取りたい」そうした気持ちから起業を決心しました。

取材班:なるほど…。そういった経緯があったのですね。ケアマネジャーの仕事は、自宅でも可能なのですか?

大城社長:可能です。3年間ケアマネジャーの仕事をやってみて、業務内容的にも自宅で出来ることは分かっていたので、自分1人で事業を始めようと決めました。
実は私、子どもが5人いるんですよ(笑)
大人数なので、なおさらコミュニケーションの時間を取りたいじゃないですか。

独立したら長男やほかの子どもたちと向き合う時間が作れますし、自分のしたいケアマネジャーの仕事も続けることができますしね。

取材班:6人家族ですか!私にも3人の子どもがいるので、子育てと仕事をこなす大切さはよく分かります…。
家庭と仕事の両立って意外と難しいことだと思うので、その道を自ら決められた大城社長は素晴らしいと思います!

会社勤めでは分からない起業の大変さ

取材班:起業する際、大変だった出来事を教えていただけますか?

大城社長:起業して1年目・2年目は細々と自宅兼事務所で1人で仕事していたんですけど。自分で会社を立ち上げるなんて、初めての経験じゃないですか。
経費とか収支の帳簿を付けたりとか、健康保険証とかも自分で手続きしないといけないとか。
今までずっと会社がしてくれていたので、さっぱり分からなくて…。

それを全部、自分1人でしないといけないということに戸惑いはありましたね。そこはまぁ窓口に行って教えてもらえたりして何とかなりました。

取材班:確かに、初めての起業だと戸惑うことも多いですよね。それを何とかできたということは、ほかには大変だった出来事はなかったということですか?

大城社長:いえ、もちろんありましたよ。
起業して3年目で、新規事業を展開したいと思い、そのために初めてスタッフを雇ったんです。でも、人を雇うということは、その方たちの労働に見合った賃金をしっかりお支払いしないといけないわけで。

当たり前なことだし頭では理解していたんですけど、いざ自分でするとなると色々な責任を感じるんです。
スタッフ1人1人にも家庭があって、その家庭を守るために働いている。そんな重大な責任を、人生で初めて感じるようになって。

とにかく売り上げをどうするかって、ずっと悩んでいましたね。売り上げの底上げをしないと、賃金をお支払できなくなりますから。

取材班:従業員を持つと、やはり今までとは違う責任が伴ってきますからね。

大城社長:そうですね。さらにはケアマネジャーという仕事は、何か物を販売するわけではなくて、人というサービスを提供する仕事なんです。
ということは、必然的にもっと人件費が必要になってきて。
そうした中で、どうやって売り上げも賃金のお支払いも両立したらいいのだろう…という不安がとにかく大きかったですね。

同じく3年目に事業所を移転したこともあって、もっと大変になって(笑)
1年目・2年目の時は1人で事業をしていたから、何とか収支のバランスを保つことができてたんですけど、3年目は口座からどんどんお金が消えていったんですよ。

あと数ヶ月しか仕事できないんじゃないかって、とにかく不安でした。

取材班:凄い大変な事を経験されてきたのですね。1人で行う事業と、複数人で行う事業とは全然違いますよね。

腹を括ってがむしゃらに

取材班:そのような金銭面の大きな課題を、大城社長はどのようにして乗り越えたのですか?

大城社長:初めての起業に対して、私の見通しは甘すぎたと思い、専門機関に相談にいって助言をもらったり、経費を見直したりしました。
そこからはただただ腹を括って、がむしゃらに仕事し続けました。

ただ、どうしてもお金の管理は自分だけではできなかったんです。でも、税理士さんにお願いするほど金銭面に余裕もなくて。そこで知り合いの行政書士さんに一度相談してみたんです。

すると会計記帳代行をしてくれることになったので、大幅に私自身の業務が減って、次第に気持ちの余裕ができたんです。

取材班:なるほど。業務の外注化をしたのですね!気持ちの余裕ができて、仕事の効率も大きく上昇したと。

大城社長:そうですね。もちろんただお金の管理を外注化するだけじゃなくて、スタッフの中でお金の計算が得意な人に協力してもらったりとか。
とにかく作業を分担して行うことを意識しました。

取材班:確かに1人で抱え込むのは大変ですからね。

テレワークで働きやすい職場へ

取材班:合同会社hareruyaのコンセプトやアピールポイントがあればお聞かせ願いたいです。

大城社長:コロナ禍で行っている企業さんは多いとは思いますが、合同会社hareruyaでは基本的にテレワークをしています。

ケアマネジャーの仕事は、電話相談やサービス調整、利用者宅の訪問等、場所関係なく対応する業務が多く、事業所内で行うことってケアプラン作成やPC入力等の事務作業なんですよね。

出先からちょっとした入力のために事務所に戻るのは非効率的かなと思う事もありました。それだったら、最初からテレワークにした方が良いよねってことで始めました。

その代わり、様々なツールを活用しスケージュール共有でどのスタッフが今どこで何をしているのか?明日の予定や一か月の予定が一目でわかるようになっています。

情報の共有も積極的におこなっているので、特に問題はないように思います。本当に必要な時には、時間を合わせて事務所でミーティングしています。

病院付き添いサービススタッフに関しても同様で、基本は現場に直行直帰。情報収集や報告書作成等の事務的な事はスマホでできるようにしています。

取材班:今のご時世だと会社に出勤するのが億劫な方も多いと思いますので、テレワークは最適ですね!

大城社長:そうですよね。ほかにもテレワークを始めたことで、とにかく働きやすい職場になっていると思います。
例えば、私みたいに子育てと仕事を両立させたい方も安心して働くことができますし、スタッフの中にも親がデイサービスに行っている間に働きたいと考えている方がいるんです。
そのような方でも時間の融通が利きますしね。

小学校が休みの日にスタッフのお子さんが事務所で宿題したり、遊んでいる事もあるのですが、事務所入ると真っ先に『さつきさん、こんにちは』と挨拶してくれて私まで元気になります。

取材班:従業員への気配りもしっかりされていて、本当に素晴らしいですね!

企業に向けた従業員の介護離職防止を図る産業ケアマネジャーを事業展開したい

取材班:今後のビジョンについて伺ってもよろしいでしょうか。

大城社長:企業に向けた産業ケアマネジャーを導入してもらえるように、BtoB向けに事業を展開していきたいですね。
というのも、合同会社hareruyaで病院付き添いサービスを行いたいと考えたとき、地域にこのサービスは必要だろうなと、あくまで仮定で始めたんですよ。
そうしたら、次第にその仮定だったものが確信に変わっていきました。

でもこの事業はあくまで実験を兼ねて行っていたので、一人でも多くの方に利用してもらおうとギリギリの料金設定にしていたんですね。

なので事業として継続していくには、料金を適正価格まで値上げしないといけない時期に来ています。
ただ、年金暮らし、生活保護受給者が多い中で料金を上げるのは心苦しく悩んでいました。しかし、事業を続けるためには収益化しないといけない。

色々と考えている中で、国が掲げる企業で働く従業員の介護離職防止にこれまでのケアマネジャーの知識や経験が生かされるのではないかと気づきました。

企業との顧問契約により、働いている従業員に向けて介護保険制度の説明やどういったサービスが使えるのか等を事前に伝える事で、いざという時の備えになり、不安なく介護と仕事を両立できる。またhareruyaとしては企業から収入を得る事で個人向けの料金を据え置きにする事ができるので、提携先の企業がhareruyaを通じて地域に貢献するという視点からも、みんなにとって良いサービスになると思っています。

取材班:素晴らしいお考えですね!私もその夢が実現する日が楽しみです!

「一歩踏み出せば景色が変わる」反対する声は聞かなくていい

取材班:それでは最後に、起業したい方へ向けてメッセージをお願いします。

大城社長:実際に私の元に、起業を考えている方から相談が来ることがあって。そのときにはありきたりですが「一歩踏み出せば景色が変わる」とお伝えしています。
これは私自身も実践していて、怖いなと思うときほど意識して動くようにしています。
一歩踏み出して景色が変わったら、スイスイと前に進みやすくなりますよ。

取材班:なるほど。確かに一歩踏み出す勇気って大事ですからね!

大城社長:そうなんです。もし何かがきっかけで前に進めず立ち止まりそうになったときは、「それは本当にしたいことなのか」を考えてください。
したくないならやめていいですし、したいことなら少しずつでも前に進まないと。

何か新しいことに挑戦するときに、不安でいっぱいになるのは分かります。でもやってみないと何も始まらないですし、やってみてダメだったらやめればいいだけなので。
私の場合、やらずにあとで後悔する方が怖いです。
仕事の関係上、高齢者の方のお話を聞く機会が多いのですが、「あの時にああしていれば良かった。」って話す方が結構いるんです。

取材班:そうなのですね。ケアマネジャーという立場で働いている大城社長だからこそ感じることですね。

大城社長:あと、何かをしようとしたときに反対してくる人っているじゃないですか。
あれは聞かなくていいです。
私もここまで来るときに色々な方から否定的な意見をいただきましたが、ほとんど聞いてきませんでした。相手に何をいわれても自分の人生は自分で決めるという気持ちが強かったですね。それに自分が本当にやりたい事だった場合、大体のことは突き進んでいけば上手くいくように思います。
今の私をみて「あの時はごめん」と謝ってくる方もいました。その方とは今、一緒にお仕事しています。

取材班:確かにそうかもしれないですね!(笑)反対する方と自分との、あくまで価値観が違うだけですしね。
このお話は間違いなく、たくさんの起業を考えている方の励みになったと思います。

本日はインタビューで伺いましたが、良いお話をたくさんお聞きすることができました! 大城社長、貴重なお話をありがとうございました。

合同会社hareruyaの情報はこちら

家庭と仕事の両立をするために起業を決心した大城社長。これからも、介護が必要な方すべてに晴れやかな笑顔と明日を提供し続けます。

大城社長が語った「一歩踏み出せば景色が変わる」というお話は、ケアマネジャーの業種に限ったことではなく、幅広い業種に言えることだと思います。

そんな大城社長が代表を務める、合同会社hareruyaの事業所情報は下記よりご確認いただけます。

事業所名 合同会社hareruya
アクセス
住所 〒904-0021
沖縄県沖縄市胡屋7丁目4番5号
電話番号 098-800-2839
公式HP https://www.hareruyapono.com/

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