時代の変化に乗って、好きな映像を仕事にしようと奮い立った。シーバーズ合同会社・椎林社長の起業エピソード

「沖縄の経営者特集!」第75弾。今回は、シーバーズ合同会社の椎林社長をご紹介します。

テレビCMやMVの制作をはじめ、ライブ・コンサートや講演会などのイベント記録からドローン撮影やライブ配信まで、幅広く映像制作事業を手掛けるシーバーズ合同会社。

沖縄への移住とほぼ同時に事業を始められた椎林社長へ、起業のきっかけから、今後のビジョン、そして起業したい方へのメッセージまで伺ってきました。

映像業界の変化の波に乗って起業

取材班:まずは起業したきっかけから伺ってもよろしいでしょうか?

椎林社長:起業したきっかけとしては、元々映像が好きだったというのもありますが、地デジ化のタイミングで映像業界も切り替わりの時期だったからです。
沖縄に来たのは2011年になりますね。その少し前に、地デジ化によってテレビ局が使う機材から一般視聴者のテレビまで、機器を中心に映像関係のものが大きく変わって、その変化に乗って好きな映像を自分の主たる仕事にしようと考えました。

取材班:なるほど、映像関係の機材などの変化で参入しやすいタイミングだったということでしょうか?

椎林社長:そうですね。機材の変化によって資金や経験、キャリアがなくても結構な映像が撮れるようになって、プロとアマチュアの差がなくなってきたのがちょうどその頃でした。
映像制作業に力を入れ始めたのはまさに沖縄に来てからになりますが、私にとっては沖縄に来たことが非常に良かったですね!

取材班:沖縄に来られてからどういった良いことがありましたか?

椎林社長:沖縄では本当にチャンスに恵まれてきていると思います。
東京では絶対に得られないようなチャンスが沖縄にはあって、例えばテレビCM等は東京であれば大きな案件を大企業が大きな予算でやっていますが、沖縄では一つの会社が少ない予算でワンストップでやっていたりします。
経験も人脈も無くても、お仕事をいただける機会があって、本当に沖縄だったから良かったことが沢山ありましたね。

取材班:沖縄での事業展開は順調だったということですね。人脈に関しては、移住されてきて大変ではありませんでしたか?

椎林社長:その点に関してもちょうどTwitterやFacebookがブームになっていた頃で、そのおかげで色んな人と交流して繋がりを維持することができました。
また地元の人たちの動向を見て、どんどん沖縄に入り込むこともできましたね。

取材班:移住のタイミングも良かったということですね!

椎林社長:そうですね。あとはドローンとライブ配信を早めに手掛けていたのも大きかったと思います。
ドローンに関しては沖縄県内で先駆者的なポジションを得ることができたので、そのおかげで制作会社として実績の少ない私でもお仕事をいただくことができましたし、そのほかにも大手広告代理店からCM案件などを直接オファーされるという、考えられないような状況も生まれました。

取材班:タイミングだけでなく、映像業界の変化にスピーディーに対応されてきたんですね。ライブ配信についてはいかがでしょうか?

椎林社長:ライブ配信については、2011年の「全島エイサーまつり」が初めてインターネットライブ配信をした年で、それが最初の大規模案件でした。
マルチカメラによるチームワークでの撮影として、「世界のウチナーンチュ大会」(5年に1度開催される沖縄最大級イベント)に参加できたこともありがたかったです。
移住初年度で未経験にもかかわらず携わらせていただきました。

それからも様々な経験を積ませてもらい、おかげ様で去年は過去最高の売り上げを達成することができました。

取材班:この状況にも関わらず過去最高売上とはすごいですね!

椎林社長:沖縄に来てからは本当に良いことが多くて、自分は沖縄に呼ばれていたんじゃないかなと思っています(笑)
テレビのバラエティ番組などで離島に行く機会も多いですし、博物館関連や行政関連のお仕事で沖縄の地理や歴史について学ぶ機会もすごく多くて、「自分には沖縄のために何かする役割が何かあるのかな」と思っていたりもしますね。

20代で起業と廃業を経験

取材班:沖縄に来られてから順風満帆の事業展開をされてきた椎林社長ですが、起業されてから大変だったことはありましたか?

椎林社長:実は起業に関しては今回が初めてではなく、大学卒業直後にもしているんですが、その際に立ち上げた会社を潰してしまったのが大変だった出来事ですね。

取材班:大学卒業後に既に起業されていたんですね!起業へのご関心は昔からお持ちだったのでしょうか?

椎林社長:10代の頃からある程度自由な時間とお金を得るためには起業しなければいけないという想いはあって、大学卒業後に友人と会社を立ち上げました。
色々とありながらもカーコーティング業でそこそこ順調に事業展開をしていたんですが、人間関係や仕事と家庭とのバランスの問題で精神的に不安定になった時期があり、結局廃業することになりました。

辛かった出来事も今となっては良い経験だった

取材班:事業が上手く行っていたとしても、生きていく上ではそれだけではないですもんね…。その困難はどのように乗り越えられたのでしょうか?

椎林社長:会社を潰してしまうということは、作る以上に大変なことで…。当時は辛いこともありましたが、今となっては非常に良い経験だったと考えています。
ゼロからスタートすることになったわけですが、会社を潰してしまうとクレジットカードが持てなかったり、銀行から借り入れもできなかったりと、いわば社会的制裁を受けるわけですよ。

そうなると人を大事にして信頼を得て、人に可愛がってもらえる、付き合ってもらえる自分にならないと生きていけません。なので、むしろ自分を良い方向に矯正することができたと前向きに考えています。

取材班:大変だった出来事も改善のためのステップとして対処してこられたということですね。

椎林社長:そうですね。それにあの経験が無ければ沖縄に来ることも無かったと思います。

創意工夫と現場力が強み

取材班:続いて会社のアピールポイントについて伺ってもよろしいでしょうか?

椎林社長:お客様から評価をいただいている点としては、まずは無駄に形にこだわらず低予算でもアイデアや工夫で最大限効果を出すという点ですね。
効果を出すための創意工夫は怠らないですし、より少ない予算でできそうな場合は積極的にご提案するようにしています。

取材班:それは顧客からするととても嬉しいポイントですね!

椎林社長:行政からお仕事をいただく事も多々あるんですが、税金の無駄遣いにはしたくないですしその点はいつも考えています。
あとは現場でトラブルなどが起きた際にその場で対応する現場力もご評価いただいている点だと思います。

公の仕事と20代のサポートに携わりたい

取材班:今後の事業展開についてはどのようにお考えでしょうか?

椎林社長:コロナの少し前くらいから公に意識を向けようという気持ちはすごく高まっています
昔から無駄な競争をするような仕事の仕方はしたくないと思っていましたが、ここ最近特に社会全体に良い影響を与えられるような公に関わる仕事をしていきたいという意識が強くなっています。

取材班:公に関わるお仕事ですね、先ほどのお話ですと行政からの仕事も既に多くご担当されている状況なんでしょうか?

椎林社長:最近では、県立博物館・美術館や県市町村のお仕事もさせていただいている状況です。これからもこういった公の仕事にはどんどん関わっていきたいと考えています。
このほかの最近のテーマとしては、「20代応援」もありますね

取材班:20代応援、ですか?

椎林社長:ヤフー株式会社のCSOを務められている安宅和人さんの著書で「シン・ニホン」というものがあるのをご存知ですか?
そこで語られていることで「権限とポストを持った40代や50代、いや30代でも新しい世代の良い発想を妨害してしまっている」というものがありまして、すごく実感のあることで私自身邪魔な存在にはなりたくないですし、これからを切り拓いていく20代をとにかくサポートしていきたいと考えています。

取材班:20代のサポート、素敵ですね!これからの方針としては公のお仕事をされながら20代をサポートされていきたいということでしょうか?

椎林社長:そうですね。なので目標売上や業績目標は無いです!(笑)20代のサポートをしながら、一緒に楽しくやっていきたいですね。

起業せざるを得ないかつ起業すべき時代に突入している

取材班:最後に起業したい方へのメッセージをお願いします。

椎林社長:今ちょうど、起業せざるを得ないかつ起業すべき時代に突入していると思います。
健康と信頼できる仲間がいれば不安なことは何も無いと思いますし、「真面目・等身大・親切」をモットーに公に役立つことを続けていれば必ず素敵な会社が運営できるはずです。
今まさにやる時が来ているので、とにかくやってみましょう!

取材班:力強いメッセージありがとうございます!椎林社長、本日は貴重なお話をありがとうございました。

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映像コンテンツ制作、ドローン空撮、ライブ配信など、映像業界の変化にスピーディーに対応されてきた椎林社長。

「これからは20代のサポートをしていきたい」と語る姿からも、時代の変化に敏感で非常に柔軟な印象を受けました。

映像制作に関しても柔軟に対応してくださるシーバーズ合同会社様の事業所情報は下記よりご確認いただけます。

事業所名 シーバーズ合同会社
アクセス
住所 〒900-0027
沖縄県那覇市山下町10-17
電話番号 098-851-4849
090-3226-8291(直通)
公式HP http://seabirdz.com

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