波乱万丈な会社経営。それでもゼロから1を作り続ける。株式会社プロアライアンス・大城社長の経営エピソード

「沖縄の経営者特集!」第58弾。今回は株式会社プロアライアンスの大城社長をご紹介します。
早くから動画求人を取り入れたサイト、オキナビを手掛けていらっしゃる大城社長。様々な事業を展開するベンチャー企業として、ゼロから1を作り続けるアグレッシブさには脱帽です。

うちなーんちゅらしい笑顔が印象的な大城社長へ、起業エピソードから「個」を大切にするという経営理念までをお聞きしてきました。

波乱万丈の幕開け

取材班:まず、起業されたきっかけをお聞かせいただけますか?

大城社長:買収型起業というかたちで2014年に独立しました。当時は会社名もいまとは違いましたが、会社自体は2000年に前社長が創業した会社で、僕が買収した形ですね。代表になった後に社名を「プロアライアンス」に変更しました。

取材班:そうなのですか!どのような経緯で買収に至ったのでしょう?

大城社長:僕はもともと東京に住んでいて、人材の仕事をしていたのですが、独立を決めた時に自分を棚卸し、自分がどこにいて、何をすれば一番活かせるのか、誰にどう刺さるものを作れるのかを探している時、「沖縄」にたどり着きました。
沖縄の雇用状況には課題が多いなと感じ、自分のこれまでの経験を活かせる場もあるかと思い、沖縄で人材マーケットをやろうと思ったわけです。

取材班:なるほど。

大城社長:ちょうどその頃に、沖縄で後継者を探している会社があるけどチャレンジしてみないか、と僕が北海道で経営している会社の関係者から話をいただきました。
前社長は後継者を探していて、僕は沖縄の拠点を探していて。

取材班:素晴らしいタイミングですね!

大城社長:タイミングですよね!当時は小売業の会社で、コンビニ・エステ・医療機器販売、大きくこの3つを行っていました。
30名ほどいる従業員は年上ばかりで、面白くないと思う方も居たと思いますよ。
いきなり入ってきた若造に、ずけずけ言われるわけですから(笑)

思いがけない倒産の危機

取材班:会社を買収して大変だったことはありましたか?

大城社長:1年目はなんとか無事に終えましたが、2年目に突然倒産の危機が訪れました。

取材班:え!?倒産の危機ですか?

大城社長:はい。これは私の甘さが招いたことですが、会社の債券や債務・手形などをちゃんと見ていませんでした。
調べてみると、売り上げの9割が一つのコンビニに集中していましてね。このコンビニは病院の中にあって、病院に依存していました。
ところが病院は、何年も前から移転が決まっていて、コンビニが存続する契約はなかったわけです。そうなると、会社が倒産することは目に見えてわかりますよね。ちゃんと見ていなかった僕の甘さですよね。

取材班:えー…!ではどのように対処したのでしょうか?

大城社長:もう、やることは決まっていますよ。エステ事業は撤廃、医療機器販売は譲渡、持っていた資産の売却、結果コンビニ1店舗だけの会社にしました。
ここで手にした、少しの収益でサイトを作ろうと思いましたね。

取材班:そうなのですか…。

大城社長:この間は一切、人材業務はやっていませんでした。沖縄の仕事のやり方を知るため、小売業をこなせるのかどうか、経営脳があるのかどうかを自分に課していた時期でしたから。

いよいよゼロから1を作る作業として始めたのが、人材マッチングサイトでした。キツかったですが、資産とか売却できたので救われました。
いやぁ、本当に会社を買い取るって大変だなと実感しましたね。

取材班:凄いお話ですね…!

大城社長:この後もね、建物の権益がなくなりましたから(笑)建物のオーナーが変わって、利益が丸ごとなくなりました。
北海道の会社がうまく行っていたので助かりましたよ。
この頃は北海道の会社も沖縄の会社も本気を出さなければいけなかったので、がむしゃらでした。もう、やるしかありませんでしたから。

やるべきことは見えている

取材班:そうした大変な時期をどうやって乗り越えられたのでしょうか?

大城社長:やるべきことはハッキリ見えています。赤字がこれだけ出るというのが分かっていますから。その中で、リストラをせずに今あるリソースを使いながら、僕にできることは何かと考えたら人材エージェントでした。

人材エージェントとしての実績はありましたし、県外にお客様もいましたし、沖縄に進出したい方もいらっしゃいましたから。「オキナビ」という箱を作れば事業は成り立つと思いましたね。

取材班:なるほど。

大城社長:人材エージェントをやっていた頃から思っていたのですが、レジュメって文字だけですよね。求職者からはどんな企業なのか、中までは見えません。
企業の人事目線からは応募者がどんな人なのか分かりにくいんですよ、どれだけ素晴らしい紹介文があっても。それを解決するためには、動画があればいいなという流れがあって、動画の求人サイトを作りました。

取材班:仰る通りで、お互いのミスマッチを防ぐために有効的ですよね。

大城社長:そこで、個人で動画を作っていた有能なプロフェッショナルに相談をしたら、一緒にやろうと言って入社してくれました。
なので映像事業部は、営業事業部という名前ではなく、彼が個人事業主として思い入れのある屋号の「cocode」をそのまま使っています。

個が大切だから自分で考える力をつける

取材班:御社のコンセプトや、今後のビジョンをお聞かせください。

大城社長:One impact can change the World」。 一人の力が世界を変えることがある、ということですね。
これからは「個」の時代なので、「個を活かし多種多様な高機能会社」でありたいというのがコンセプトです。一人の力でできることは限界がありますよね。それぞれの特性を活かした「個」が集まって、タッグを組んでいます。

自分で考える力をつけないと、会社は絶対に強くなっていきません。
HowToを教えるのではなく、HowToを考える力をつけさせることが、一番の教育だと思っています。

取材班:ありがとうございます。今後の展望はどのようにお考えでしょうか?

大城社長:沖縄で世界に誇れるサービスをつくりたいです。あったらいいな、を自分たちで作って行くことが、地域のためになると思っています。ゼロから1を作る作業が面白いんですよ。

一つの会社というよりは、単独の事業を作りたいですね。各々、社長がいて成り立つ形で。うちに来る人は独立心が強くて、セルフマネジメントがうまい人が多いですよ。

取材班:お話を伺っていると、よく分かります。

大城社長:「アーチェリー戦略」という私が考えた言葉があります。何かしら事業が5〜6個あって、それらが全く関連していないように見えて、実はつながっていて。
弓矢を引いて放った時に、それぞれの矢は皆が知っている事業となっているわけです。

取材班:「アーチェリー戦略」ですか。何だか深いですね…

大城社長:Web事業ですと、コンサルまでやっている感じですね。お客様のWeb担当と言えるくらい真摯に向き合って、仕事をさせていただいています。
結果がきちんと出るので、お客様もとても喜んでくださっています。
そのお客様が、新規のお客様を紹介してくださるので、積極的に営業するというわけではないです。その分、お客様にとことん寄り添うことができるので結果も出すことができていると思います。
なのでWeb事業の実績などは実はHPでも公開していないです。

取材班:口コミで集客できているとは素敵です!人柄の良さ等もすごく出ているのでしょうね。

自分の鮮度を高め続ける

取材班:何か独自の取り組みなどはありますか?

大城社長:部分シフト制を取っています。経理のスタッフやオキナビの営業スタッフは週に2日のみの出勤で、あとはリモートです。
それとインセンティブ制度。これは色々と意見があると思いますが、ただうちに集まってくる人はモチベーションが高くて、魂レベルが高いと言うのかな?
自分が動けば結果が出せる、だから自分で考えて動く。なので成果を出した分だけきちんと評価するべきですよね。

自分の鮮度を高め続ける、セルフマネジメントがうまい人が多いから、インセンティブ制度がこの会社の体質には合っていますね。

取材班:結果をきちんと評価してもらえるのは、働く側としても嬉しいですし、やる気に繋がると思います。

起業したい方にメッセージ

取材班:最後に、これから起業したい方にメッセージをお願いいたします。

大城社長:そうですね、行動することに尽きますが…。
独立したいと口にする人は独立しません。いつまでにどうするのか、どんな事業をするのか、本気で独立を考えているなら、きちんと決めているはずですよね。

だけど決められていない。ふわっとした独立なら誰でもできます。腹を決めて行動することです。
そして自分の限界を自分で決めない。ネガティブな発言もしない。自分の言葉は自分が一番聞いています。常に昇華する言葉を使うことです。

取材班:大城社長、とても深いお話をありがとうございました。

株式会社プロアライアンスの情報はこちら

今回ご紹介した株式会社プロアライアンス様は、これからいろいろな事業が展開されるベンチャー企業です。

ゼロから1を作り続ける、大城社長が率いる株式会社プロアライアンス様の詳細は下記よりご確認ください。

事業所名 株式会社プロアライアンス
アクセス
住所 〒900-0004
沖縄県那覇市銘苅2丁目3番地1号 MECAL45 なは産業支援センター 410号室
電話番号 098-975-7253
公式HP https://proalliance.jp/

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