三線という楽器の可能性を柔軟に広げ、世界に発信していく。株式会社ASOVIVA・山崎社長の起業エピソード

「沖縄の経営者特集!」21弾。今回は、株式会社ASOVIVAの山崎陽太社長をご紹介します。

東京の専門学校に通っている頃から、通販で購入した三線を弾いていたという山崎社長。株式会社ASOVIVAを沖縄で起業したのは、今から16年前のことです。

一人で奮闘した創業期を経て、スタッフと仕事を分担することで仕事のフィールドを広げていった経緯や、三線の可能性を押し広げ、海外にも発信してきた山崎社長の今後などをお聞きしました。

生音を聞かないと分からない三線の音色に魅せられて

取材班:2021年現在、起業されて16年目ということですが、まず起業したきっかけを教えて頂けますか?

山崎社長:やっぱり三線の音色の良さって、生で聞かないと伝わらないと思ったのが起業のきっかけですね。
実は起業する前にマリンスタッフとして働いていた時期があったのですが、天気が良くない時用のアクティビティとして、三線教室をやって欲しいと当時の上司から頼まれまして。
ちょうど私が古典の新人賞を頂いた時期と重なっていて、それで三線教室を始めたのがスタートです。

取材班:では、その時はまだ独立ではなかったんですね。

山崎社長:そうです、その時はまだマリンの施設内で三線体験教室を始めたという状態でした。

「三線に自由を 奏者に自由を」をコンセプトに

取材班:名刺に素敵なコンセプトが書いてありますね。

山崎社長:はい、「三線に自由を 奏者に自由を」ということを常に考えています。
これって当たり前のようで当たり前じゃないのです。三線は沖縄の音楽を奏でる楽器と思ってる人もまだ多く、沖縄民謡のような演奏しか想像できない人がほとんどなんですよ。

それが最近、YouTubeなどで三線と検索すると、自由に自分の好きな曲を奏でている方も出始めています。
そういう色々な三線の楽しみ方が出来る世界を目指しています。まだ叶えられていない世界ですから、やり甲斐もあると思いますね。

一人でやることの限界を学んだ創業期

取材班:起業して大変だと感じた出来事などはありましたか?

山崎社長:そうですね、起業したての頃はまだコネとかも少ないですし、そういう中でお客さんを増やしていかないといけないので、最初は大変でした。
一人で三線のパーツを削ったり組み立てたり、あと体験教室で教えたり…。起業して1年半~2年くらいは、独学で試行錯誤しながらやっていたので。

今はスタッフを雇って仕事も振れるようになりましたが、最初は全部の業務をこなさなければならず、辛かった時もありましたよ。

取材班:なるほど。辛い時期を乗り越えられた秘訣は、人を雇ったことですね。

山崎社長:仕事って、適材適所でフォローしながらこなした方が効率的だと、人を雇い入れた後から気付かされました。
それぞれ得手不得手がある中で、どうやって仕事を分担したらいいのか、パズルみたいな感じで考えられるようになってきたのも、人を雇い入れてからです。

実は、最初は一人で全部出来た方が簡単なのかなと思っていたんですが、自分が営業に没頭できる環境が会社にとって正解なんだと、逆にスタッフに教えてもらった気がします。

取材班:ありがとうございます。では今度は、起業して嬉しかったことはありますか?

山崎社長:ありますよ(笑)やっぱり、お客様から「三線を始めて良かった」と、そう言ってもらえるのが嬉しいですね。
また、海外事業支援金という補助金で世界中を回らせていただいて、世界中に三線の仲間ができたことも最大の喜びです。

2000年はコロナで行けなくなってしまいましたが、海外のステージでも「三線ってどんな曲でも弾けるんだよ」と伝えていて、実際にそれを面白いと思ってくれた人が自由に演奏し、私の目指すコンセプトがどんどん広がっていると実感した時は本当に幸せです。

取材班:素晴らしいお話ですね。三線を購入するお客様は外国の方も多いですか?

山崎社長:非常に多いですね。世界中から生徒が集まる沖縄科学技術大学院大学(OIST)が店舗の近くにあるのですが、そこの学生さんが買いに来てくれたり。
あとは、海外の5カ国に展示販売というカタチで三線を置いてきていて、コロナ禍で日本からの発送が出来なくなると、その三線がすごく動きましたね。
現地のサークル主催者や、沖縄県人会の主催の方などが販売してくれたんです。

取材班:なるほど。やはりコロナの影響は大きいのでしょうか。

山崎社長:大きいですね。お客様が安心してご来店いただけるよう、消毒や換気といった対策は行っていますが…。
やはり店舗に来れない方もいますから、そういった方に向けて、オンラインのレッスンなどを行ってますよ。

取材班:ありがとうございます。

海外に行けない今だから日本で足固め

取材班:今後はどのようなビジョンを思い描いているのでしょうか?

山崎社長:今はコロナでなかなか海外に行けない状況ですが、逆に日本を足固めするチャンスだと思うようにしています。
コロナという一つのトピックで世界中の人が繋がれたのは、コロナの悪い面だけ見るのではなく、この先を目指す道しるべになるのかなとも感じています。
そういった普遍的なモノを三線を通じて、さらに今まで興味がなかった人達にも伝え、興味を持ってもらって、実際に奏でていただけたら嬉しいな…なんて思っているんです。

取材班:皆さん家で出来る趣味を求めていますしね。

山崎社長:そうそう、自宅にいてもFacebookやYouTubeに自分の演奏をアップして、人に見てもらうといった楽しみ方もできますし。
実際に、コロナ禍で楽しみたい楽器として、多くの人に三線を選んで頂いた感はあります。

起業したい方へのメッセージ

取材班:最後に、起業したい方に向けてアドバイスやメッセージを頂けますか?

山崎社長:そうですね、僕はただ好きなことをやってきただけなんですけど…。以前は安定と好きなことは両立しにくかった時代ですが、これからは好きなことでも方法次第では安定する世の中になっていく。
だったらもう、好きなことをやらない理由がないですよね。そういう感覚、30代20代の方がやっぱり強いのかなと思いますが。
起業によって色々と考えることも増えると思いますので、どんどん一歩前に踏み出して、スタートすると良いんじゃないかな。

取材班:山崎社長、お忙しい中、貴重なお話と素敵な演奏をありがとうございました。

株式会社ASOVIVAの情報はこちら

今回ご紹介した株式会社ASOVIVA様には、コロナ禍でも出来ないことを嘆くのではなく、柔軟な発想で前に踏み出していく山崎社長がいらっしゃいました。

好きなことを突き詰めた結果、ビジネスとして成功させた山崎社長のバイタリティーに、刺激されっぱなしのインタビューとなりました。

そんな山崎社長とスタッフが一丸となってお客様をサポートする、株式会社ASOVIVA様の事業所情報は下記よりご確認いただけます。

事業所名 株式会社ASOVIVA
アクセス
住所 〒904-0324
沖縄県中頭郡読谷村長浜 815-3
電話番号 098-958-7750
公式HP http://www.asobi-sanshin.com/

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